ぱおぱお

きみのこえがすき

推しとの距離感の話

こんにちは。知らぬ間に8月が過ぎ9月もえっ半分終わってる…夏もいよいよ終わりますが皆さまご機嫌いかかでしょうか。

さて、先月5年半ぶりの推しさんの接触イベントに行ってきましたー!
成果としては…まあまあ事故りまして…はてブロで皆さんに応援していただいたのに不甲斐ない…。
いやね、思ったよりも秒数は短くなくてこれは伝えたいことすべて伝えきれるかなと思ったんですけど、
導入の話題で思いがけず推しがめちゃくちゃ食いついてきて肝心の本題を言えないまま終わる現象、皆さんも経験ありません???
いや、そこにそんな反応してくれるなんてとても嬉しいし目を見開いてる推しさんめちゃくちゃかわいいけど今の会話二往復の間に私は伝えたいことがあったんです!!!よ!!!!みたいな。
これがね、ループできるならまあまだ挽回のチャンスありますけど残念ながら一回きりなんだな!!!!できることなら10回くらいループしたかった!!!!次はまた5年後かな!!!(笑うところ)
ということで推しのはちゃめちゃ可愛い笑顔と声を加味しても100点満点中60点の接触チャレンジでした…無念…。
ちなみに、アーティスト活動名義でのイベントだったので、推しのアーティスト活動での相方さんとも接触したのですが、そちらは120点満点の会話ができて、世の中ってほんと上手くいかないものですね…。

 

接触の前に軽くトークもしてくださったのですが、 サービス精神旺盛な推しは30分弱もしゃべってくれました。MV撮影の裏話や近況が聞けて楽しかった!今回めちゃくちゃ集中して推しの話を聞いたせいかイベント中にメモなど全くせずともほぼほぼすべてのトーク内容を覚えていて自分で自分にびっくりしました。
イベント中は推しに全神経を使いたいのでメモとかしないタイプなので(普通に周囲にも迷惑だし演者にも失礼だなとも思います)、当日就寝前に忘れないようにと自分用レポを書き留めたら6000字超えていて笑いました。推しさんほんっとにめちゃめちゃしゃべってくれたんだな…!好き…!

これって私だけなのか皆さんもよくある現象なのかぜひ教えてほしいのですが、イベント終了後にずっと脳内で推しさんが時間を巻き戻したかのようにするすると喋っていてくれるんですよね。なので私は聞こえてくる推しの言葉をただひたすらスマホに打ち込んでいたらとんでもない文章量になっていたという。そして記憶の中の推しさんの声を聴きながら、あ~やっぱり推しが好きだなぁってまた逐一反芻できるので一度のイベントで二度以上楽しいです。最高!


ところで、声優ジャンルの特性なのかもしれませんがDD含め同担の皆さんはみんなレポが大好きなようでいつものごとく接触トークも漫画やらイラストやらメモ長文スクショやらで呆れるほどレポが回っていました。若い子も多いファン層だし、同担同士でキャッキャしたい気持ちもわからなくはないので基本的にはスルーしてるんですが、推しの発言で自己顕示欲を満たそうとする人間は嫌いなのでそういう人達は軒並みブロックしています。試しに自分の書き起こしと見比べたら、共感が得られやすそうな部分だけ要所をまとめて端折ってあって、推しさんの配慮のある言葉や気配りの部分が削除されていて本当に悲しかったです。あの人たちにはあんなにも素敵な推しさんの言葉は届かなかったんだろうか…。
元々は私も昔は面白かったイベントなどは自分と友人への備忘録としてハイライトだけを書き残してTwitterにあげたりしていたのですが、推しの知名度が上がるにつれやたら拡散されるようになって更には表面上の言葉尻だけ捉えられて曲解されたり推しに変なイメージを妄想で押し付ける人たちが現れたりしたので今は身内でのみ共有しています…。

8月頭に行われたフェスでの某事件に触れたMCも、私もその場にいましたので直接本人の声で聴きましたが本当にあの言葉を直接聞くことができてよかったなと思います。

バンギャの友人に付き添ってもらったのですが、特にアニメに詳しいわけではない彼女も、すごく素敵なMCだったねと言いながら泣いている私を宥めてくれて本当にうれしかったです。そんな推しさんの言葉を要約してまとめただけのメモスクショツイートが5000いいねとかもらってることに本当に吐き気がするのですが、自分の行動で推しの言葉の価値を下げていることに気付いてないんでしょうかね。なんだかなぁ。

フェスの様子は動画サイトで各アーティスト1曲だけライブを配信してくださっていたのですが、MCも入れて~レポじゃなくて本人が言ってるの見たい~とかツイートしてる同担がいて無理すぎました。いや本人から聞きたきゃ現場に来てくれ。

 

 最近すごく思うのが、「推し」と「ファン」の距離感を見誤っているファンが同担にすごく多いんですよね。それはひとえに、当たり前に遠い存在である推しさん自身がファンのことを近しい仲間のような存在であるように素で扱ってくださるからでもあるのですが。推しさんってファンに対して無自覚に距離が近いんですよね。これは若手の頃からずっとそう。

今回のイベント、5年半ぶりにこうした接触の機会を与えてもらったわけですが、どうやらファンのみんなと直接話ができる機会がほしいという推しさんの希望でこういう内容になったそうで。

その推しさんの優しさかつエゴによって私は円盤積み地獄に落とされているんだよも~~~!!!自分のファンの数ちゃんと把握してよ~~~!!!とは正直思いましたが…。

ライブも、「お前らが遠征するのが大変なのはわかるから、俺たちがお前らのところに行けるように頑張る」っていつも言っています。行きたい人はどこへだって飛んでいくから気にしなくていいんだよ~~~って思うけど、ここで推しさんが言ってる「お前ら」にホイホイ遠征するようなガッツたちは含まれていないんだろうな笑
秋から始まる推しさんのツアー、普段よりも狭い箱を回るのでいつもよりチケ難民が続出しまして。動員減ってるのを品薄商法でごまかしてるだのチケット取れないからキャパ大きくしてよだのTwitterの各所で散々言われていました。でも、実はこの箱の規模を落とすことが、まだ行ったことのない地方へ回るためにレーベルから出された条件だったということをイベントで教えてくれたんですよね。

私からすると普段のキャパとチケットの取れ具合を加味すると普段より倍率上がるのなんて誰でもわかっただろうし、現に私は普段よりかなり張り切って申し込みしたおかけで全公演チケット取れてるし重複しているので、こんなことくらいで不満を言うオタクたちは自分の頑張りが足りないだけでしょって思っているんですけど。

推しさんは優しいので、そういう批判も全部受け止めてくれるし、できる限りの範囲でファンの意見や要望を聞こうとしてくださるし、どんなファンも置いてきぼりにしたくないと思ってくれています。

でもだからって、ファン側がその優しさを当たり前に思って自分たちの要望すべてを聞き入れてもらおうとしてはダメだと思うんです。私たちファンはあくまで、推しがやりたいことを発信してくれるのを受け止める立場だと思うから。

もちろん相応の対価は払うから不満や愚痴も言っていいと思うしもし合わなかったらオタク上がっていい。でもその時はそっと身を引くだけにしてほしい。嫌いになったとして推しの偏った情報を捻じ曲げてマイナスイメージを流布しないでほしい。

 

「俺は俺のやりたいことをやるし、お前らがそれに対して不満があったりするかもしれない。それで俺たちから離れてもいい」

推しさんがイベントで言っていた言葉です。アーティスト活動についてのこの推しのスタンスは10年前から全然変わっていなくて、こういうところも含めて私は大好きだし、推しさんがやりたいことを見つめていたいから、受け止めたいから現場に行っています。なのにファンへもっと対応よくしろだのファンのこと考えろだの推しさんの対応に文句つける人が多くてヴェ~~~~~!!!!(怒りすぎて語彙がない)

からしたら推しさんめっちゃ優しいしめちゃくちゃファン想いなんですよ!元同担達はどこをどう切り取ったら推しさんが仕事舐めててファンのことどうでもいいテキトー男に見えるのか教えてほしい!えっ幻想でも見てる???

昔と何ら変わらず、近い距離で声を直接聴きたいって思ってくださるし、作品を大事にしてくれる視聴者のことを一番大事に思ってくださってる。ずっとずっと変わらない推しさん。

推しさんは良くも悪くも平等な人なので、誰か一人を特別扱いしませんし、新規だろうが古参だろうがガッツだろうが茶の間だろうが自分のファンとしてひとくくりで受け入れてくれます。というかあれほど人気で接触イベントもほとんどないような人に特別なファンだと思われるってなかなか難しいと思うんですよね。でもそれが耐え難いって人は推しさんを推すのに向いていないかもしれませんね。

もちろん私自身、推しさんのファンが増えたことで昔もらえていた認知が切れてしまったりとか、そういう変化はあります。けど、推しさん自身が思っている推しさんからのファンへの距離ってずっと変わってないんですよね。久しぶりの接触で物理的に近い距離感を味わう機会ができても、結局いつものライブやイベントと幸せの気持ちに差はないなって気付くことができました。

 

推し歴10年を過ぎてから、推しさんのこういうところも好き!みたいに新しい好きを見つけることより、やっぱりこういう推しさんのこういうところ好きだな~って好きを追想することの方が多くなったように感じます。
好きになりたての頃は風船のようにどんどん好きが膨らんでいって、さらに好きが限界まで膨らんだらまた新しい風船が膨らんで、みたいに好きの重さはどんどん増えていっていたように思います。
でも今は好きの容量いっぱい、常に好きの蛇口が開かれて器から溢れたまま容量MAXをキープしている感じ。何度炎上してもやっぱり「ファンとして観測できる範囲の推し」のことはとても信頼しています。

人気だろうが落ち目だろうが、ファンとの距離が近かろうが遠かろうが。

推しさんは変わらずファンのことを一番近い仲間だって思ってくれるだろうし、これからも私が受け止める推しさんはきっと変わらないって未来が想像できます。

ファンにいつも「ありがとう」をくれる推しさんにこそありがとうの気持ちでいっぱいです。だからこそ、私もファンとしての距離感は保ちつつ、推しさんがありがとうって言ってくれるようなファンでい続けたいなと思います。

 

そうそう、私は推し定点マンなのですが声優オタク界隈の双眼鏡事情とかそういう記事も書いてみたいです。しかし需要ある、のか…??

ここまでお読みいただきありがとうございました!